サルでもわかる「働き方法案」をわかりやすく解説!!問題点は?

どうもこんにちは!!

企業の働き方が見直され、
現在、政治でも話題に挙がっている

「働き方法案」(または働き方改革)

とはいっても
「よくわからないよ」
「私には関係ないのかな?」

と思っている方がいるかもしれません

ということで今回は
働き方法案について丁寧に
わかりやすくまとめていきたいと思います

・働き方法案の内容

働き方法案の正式名称は
「働き方改革関連法案」

首相官邸からその法案の内容を見て見ると

働き方改革は、
一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。
多様な働き方を可能とするとともに、
中間層の厚みを増しつつ、
格差の固定化を回避し、
成長と分配の好循環を実現するため、
働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

引用:首相官邸

まずは聞きなれない言葉がありますね

「一億総活躍社会」

どのように定義されているのかというと

「50年後も人口1億人を維持し、
職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」

少子高齢化が進んでいる日本の社会で
50年後も人口1億人を維持するためには
職場、家庭・地域で活躍できる社会を目指す

その中でも、最近過労死などが
問題になっているので
職場には特に気を使って
より良い社会を目指していく

という法案です

・働き方法案が生まれた背景

では、なぜ政府はこの働き方法案を
提案したのでしょうか??

まず背景にあるのが
「過労死」

まぁ半分正解で半分不正解

正しくは
労働人口が右肩下がりにあるから未来がヤバイ

というのが正直なところ

次の画像を見てください

引用:将来の労働力人口減少に向けて

このグラフのポイントは
・日本の総人口が減少している
・29歳以下が減少し60歳以上が増加
・労働人口(20歳〜60歳)が減少

これに危機感を覚えた政府が

「これからを支える年代の人口が減少している!!日本は大丈夫なのか??」

だから政府は

・働き手を増やそう!
(女性や高齢者も参加しやすい環境を作る)
・出生率を上げて将来の働き手を増やす

結果→労働生産性を上げる→日本社会が回復する
と考えているのです

・働き方法案の具体策

働き方改革を実現するために立ちはだかる
課題は以下の3つです

・長時間労働
・非正規と正社員の格差
・労働人口不足(高齢者の就労促進)

引用:首相官邸

紫の点線で囲まれたところがその課題です

・長時間労働を改善

日本のサラリーマンは世界一忙しい

と言われているほど、真面目に働いている日本人

意外と知られていない事実で

国連から是正勧告を過去に受けていることもあります

どういうことか

多くの労働者が長時間労働に従事しており、
過労死や精神的なハラスメントによる自殺が
職場で発生し続けている
だから働き方を見直しなさい!!

と勧告されたことがあるのです

長時間労働の問題は
将来の労働力である「出生率」にも影響してきます

企業が求めている長時間労働してほしい年齢と、
出産・育児年齢が重なっているのが
問題に挙げられています

女性だけの問題だけに聞こえるかもしれませんが

男性も育児・家事への協力がしにくいという現象
にもつながり
働き方改革にもあった
「家庭・地域で誰しも活躍できる社会」
の実現が厳しくなるのです

だから、
働き方法案ではこの長時間労働に具体策として

・法改正による時間外労働の上限規制の導入
・勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備
・健康で働きやすい職場環境の整備

以上の3つを実現しようとしています

・非正規と正社員の格差是正

表題にあるように
非正規と正社員の格差を是正するために

・同一労働同一賃金の実効性を確保する
法制度とガイドラインの整備
・非正規雇用労働者の正社員化など
キャリアアップの推進

難しい言葉が並んだので
わかりやすくまとめますと

「同一労働同一賃金」
労働によって、同じ付加価値をもたらす人には
同じ賃金と支払うべき

つまりは
賃金格差や福利厚生の格差を無くしましょう!!
ということです

・労働人口不足の改善

実は、定年60歳を迎えた方でも
「まだまだ働きたい!!」と思っている人が多いようです

だから政府は

・継続雇用延長・定年延長の支援
・高齢者のマッチング支援

つまり60歳に達した後も
働くことができる環境・企業づくりをしようと
試みているのです

この具体策が一番実現可能性が高いですし、
実現させるハードルも一番低いです

実は、60歳以上の雇用を推進する企業に対しても
国からの支援が得られることもこの内容の特徴かもしれません

・働き方法案の問題点とは?

以上の内容は働き方法案の概要の部分です

ここからは少し闇の部分を・・・

働き方法案の中に
「実はこういう捉え方もできるのではないか??」
と言われているのが

残業代支払わずに社員を雇うこと

参考:裁量労働制についてわかりやすく解説!!過労死の可能性高くなる!?

ざっくりいうと

企業側は
「これだけのお金を払うから残業してね」
ということを決められること

だからこの法案の懸念としては
さらに過労死が増えるのでは??

との声も挙がっているのです

・まとめ

それでは今回の記事をまとめると

働き方法案の内容は
・長時間労働の改善
・非正規と正社員の格差の改善
・労働人口不足(高齢者の就労促進)の改善

問題点は
・定額の残業代をもらって
それ以上の仕事を求められる

今月25日に強制採決されるとの噂もあります・・・

なんだか怖いですね

【追記】
働き方法案が参議院会議で可決されました

それでは最後までご覧いただきありがとうございました

[記事下]

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