若手演技派女優と言われる人の中でも代表的な存在、清原果耶。
NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」のキャストというイメージが強いですね。
それもそのはずで、朝ドラだけで3作品も出演しているそうです。
まさに絵にかいたような清純派ですが、若い女優さんにありがちな「綺麗」「可愛い」とかよりも、その「演技」に注目されているようです。
清原果耶の演技の評判
そんな清原果耶ですが、様々なメディアで彼女の演技が取り上げられ、そのほとんどが賞賛されています。
この記事執筆時点でまだ20歳。凄いといっても、まだ20歳にしては、ということじゃないの?とも思ってしまいますが、どうやら「まだ20歳なのに凄い」ということが調べてみて判明しました。
では、マスコミや業界人だけではなく、リアルな視聴者の意見を含めて作品ごとに見ていきましょう。
あさが来た
2015年放送の朝ドラです。波瑠主演。
波瑠演じる主人公「今井あさ」は幕末生まれで、今井家は京都の豪商。主人公は今井家の次女という設定。明治時代の物語です。
清原果耶は今井家の女中という役どころ。女優としてはデビュー作になるそうです。
レギュラー出演でしたが、当時は13歳で最重要キャストでもなかったためか視聴者の声も「可愛い」くらいしかありませんでした。
メディアは褒め称えていましたね。デビュー作品ということで一応取り上げました。
透明なゆりかご
2018年にNHKドラマ10枠で放送された連続ドラマ。清原果耶の初主演作です。
原作が「透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記」という漫画で、作者の実体験を描いた作品。
ということで、主人公の清原果耶は産婦人科の看護師見習いという役どころになります。
医療系のドラマなので命をテーマとしたシリアスな重い内容も多く、さらに主人公ともなれば必然的に「難役」。
にもかかわらず、関係者や共演者たちは彼女のことを絶賛しています。
視聴者の感想も
「表情だけの演技が上手い」
「白衣を着てからの目力が凄い」
「表情でいろんな気持ちを語らせて入り込んでしまう」
「本当に真に迫る泣きの演技」
今や泣きの演技は彼女の真骨頂となっていますが、すでにこの頃から評価されていたのですね。
ネガティブな意見も探したのですが全くと言っていいほど無かったです。
そして、この作品で数々の賞を受賞しました。
なつぞら
清原果耶、朝ドラ出演2作目。2019年放送。
戦災孤児「奥原なつ」の波乱に満ちた人生を描いた物語で、主人公の奥原なつ役は広瀬すずです。
清原果耶は、ヒロインなつの生き別れの妹「千遥」役として登場します。
このドラマでも主役ではないにもかかわらず視聴者を唸らせる演技を魅せます。
「清原果耶ちゃんの涙すごい」
「感情を必死に抑えて、絞り出すようにつむぐ言葉がグッとくる」
「表情の芝居、特に視線の芝居がいい」
というような演技を褒め称える声しかありませんでした。
さらにドラマ終盤にも多くの視聴者が驚愕する演技を魅せます。
なつぞら出演当時、清原果耶は17歳でしたが「離婚寸前30代の子持ち母」千遥を違和感なく演じきったのです。
「清原果耶の演技、もはやおそろしい」
「千遥の中の人17歳って事実にめまいがする」
「千遥の複雑な内面をこわばった表情だけで体現。17歳と聞いて度肝を抜かれた」
特にネット上、SNSなどで非常に話題になったそうです。
物語後半からの登場でしたが、称賛する声が絶えませんでした。
また、このドラマは「おしん」の小林綾子など「朝ドラ歴代ヒロイン15人」が様々なかたちで出演したことでも話題になりました。
宇宙でいちばんあかるい屋根
2020年に公開された映画です。
同名のファンタジー小説が原作で、清原果耶にとって映画初主演の作品となりました。
ここでも彼女の演技は大絶賛・・・とまではいかないまでも概ね好評だったようです。
もう一人の重要キャストとして「星ばあ」こと桃井かおりが出演しており、清原果耶との絡みが多くあるのですが、その掛け合いが良かったという声が多かったですね。
「桃井さんは見事な怪演でしたし、清原果耶との呼吸も素晴らしい」
「清原果耶の透明感と桃井かおりのくだけたやりとりが楽しい」
というような感想が多く見られました。
ただ若干、人を選ぶ映画なのも否めなく、作品には厳しい意見も少数ですが見られました。
また、清原果耶は出演時18歳ですが、役どころは14歳の中学生。なので
「ちょっと凛としすぎ」
「14歳は無理がある」
「桃井かおりに食われていた」
などという感想もごく一部見られました。
とはいえ、
「演技力、表現力は確実に上がっているがピュアさは無くしてないのが凄い」
「少しぶっきらぼうなハニカミ演技がすばらしい」
「立ち姿だけで表現するという大女優並みの演技」
といった褒め称えた意見が99%。個人的にも透明感あふれる最高の演技だったと思います。
おかえりモネ
2021年前期放送の朝ドラで、清原果耶がヒロインを演じました。朝ドラでは初主演となります。
宮城県気仙沼湾沖の島で育ったヒロイン「永浦百音」が気象予報士を目指し上京し、故郷に戻るという物語。
清原果耶の演技は概ね好評。ですがドラマ自体、脚本や演出などといったところが実に賛否両論。
震災が根底にある脚本だったので、演出も含めちょっと重い部分もありました。
その辺が朝ドラのイメージとは異なると感じた視聴者が一定数いたように思います。
ヒロインの演技に対する視聴者の声は
「静かな表現者、清原伽耶」
「満を持しての朝ドラヒロイン。期待通りの素晴らしい演技でした」
「清原果耶の圧倒的な存在感。今後も目が離せない女優」
「清原果耶の演技がすごい。表情で苦しさとか色々伝わってくる」
といった声が多数あります。
ただ、これまでの作品に比べるとネガティブな意見が多い印象もありました。
「静の演出ばかりで息が詰まる」
「声、表情に覇気がない。演出なんだろうけど」
「朝からため息のような声で気が抜ける」
まぁ、彼女の演技が悪いのか演出が悪いのかわかりませんが、静の演技が評価されていた半面「暗い」とネガティブに映る人もいるということでしょう。
また、内容的に「震災、コロナ渦、SDGs」などを取り上げた全体的に芯の通ったシナリオだったので「朝ドラ史上最高」と評する視聴者も少なくありませんでした。
夏への扉 -キミのいる未来へ-
山崎賢人が主演で2021年に公開された映画。
いわゆるタイムリープもので、ジャンルとしてはSFですがラブストーリー要素が強い内容で、ヒロインが清原果耶。
アメリカの作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説が原作です。
有名なSF古典で現在でも人気があるらしいですよ。舞台を日本に変えての実写化となりました。
この映画でも清原果耶は高く評価されています。視聴者の声を抜粋すると・・・
「清原果耶の佇まいはグッと引き込まれるものがある」
「伽耶ちゃんの健気な恋心と真剣な表情につい見入ってしまう」
「抑えた中に静かな愛情が溢れ出す清原果耶の演技が素晴らしい」
相変わらずの表現力みたいですね。
決して派手で目立つ役柄ではないですが、さすがの存在感でした。
ファイトソング
2022年にTBSで放映された連続ドラマです。清原果耶にとって民放の連ドラでは初主演となります。
脚本は、かつて「若者のすべて・ドク・ビーチボーイズ」などフジテレビの人気ドラマで有名になった脚本家「岡田惠和」。
主人公は清原果耶演じる「木皿花枝」。幼いころ母を亡くした花枝は養護施設で育ちます。
今や日本代表を目指すほどの空手の一流選手となりますが、ある出来事で夢を絶たれ人生が一変する、といった物語。
前年に話題になった朝ドラヒロインを間髪入れずに主役起用というのが民放ドラマのお約束ですが、その典型となりましたね。
ですが、ドラマの評判は良い悪い半分ずつ、いわゆる賛否両論という印象。
そしてヒロイン清原果耶の演技も、どちらかといえば肯定的な意見が多かったですが、否定的な意見もチラホラ見受けられました。
「清原果耶好きだけど、今回はミスキャスト」
「やっぱり凛とした役をやってほしい」
「ヒロイン癖ありすぎて果耶ちゃんにはあってない。でも泣きの演技はさすがだった」
朝ドラの彼女を知る視聴者は、少なからず違和感を抱いたようです。
それに対して、結構「清原果耶ほぼ初見」という方の感想が、NHK系ドラマの評判を調べていた時より明らかに多かったですね。
そういう方の感想は決まって肯定的でした。
「とても自然な演技で好感が持てた」
「凄い演技力と噂には聞いていたが、納得」
「清原果耶の演技初めて見たけど可愛い!顔もそうだけど、雰囲気や仕草、表情が可愛い」
もちろん朝ドラを知る視聴者の声も半分以上は肯定的な意見でした。
「果耶ちゃんの泣き演技にまたしても貰い泣き」
「ヒロインや登場人物の心理がきめ細かく描かれていたドラマ。そういうドラマのヒロインをやらせたら清原果耶は抜群にうまい」
まぁ、若い女性にしては少々特殊な役柄でした。初回の空手シーン見て、ひょっとして体育会系の脳筋女子?と思ったくらいです。
等身大の空手女子を非常にナチュラルに、そして浮き沈みするヒロインの心理描写を見事に演じているのでまだ視聴してない方はぜひおすすめします。
霊媒探偵・城塚翡翠
日テレ系「日曜ドラマ」枠で放送されたミステリードラマ。2022年です。
原作は「medium 霊媒探偵城塚翡翠」という、著者「相沢沙呼」によるミステリー小説。
このミステリーがすごい!通称「このミス」やApple Booksの「2019年ベストブック」ベストミステリーなど5冠を達成した非常に人気も評価も高い小説です。
ひょんなことから香月史郎という推理作家と「霊媒師の城塚翡翠」がタッグを組んで霊媒探偵が誕生。
清原果耶はタイトルにもなっている、主人公「霊媒探偵・城塚翡翠」を演じます。
ちなみに原作では香月史郎が主人公。
もう一つちなみに霊媒探偵・城塚翡翠は「れいばいたんてい じょうづか ひすい」と読みます。
霊媒探偵での清原果耶
第5話終了時点で、SNSなどネット上で非常に話題になりました。
まさに清原果耶ありきのドラマといっても過言ではない、というほどの突出した演技を魅せます。
「これ、清原果耶ちゃんの演技力がなければ成り立たなかったよ」
「清原果耶に圧倒された1時間だった」
「後半ほぼ清原果耶ちゃん一人で視聴者を楽しませたの凄い…演技上手いどころじゃない…」
「清原果耶さん劇場に釘付け」
「演技上手いことは知ってたけどさすがにここまでとは聞いてないw」
「これで20歳。こうゆうの天才っていうんだな」
圧巻の5話でした。この回の演技でトップ若手女優の座を不動のものにしたのではないでしょうか。
絶賛に次ぐ絶賛。
もう少し見てみましょう。
「膨大な台詞量をくるくる変わる表情とともに滑舌良く喋る清原果耶ちゃん。凄すぎ…」
「果耶ちゃん台詞量とか演技力も凄まじいけど、こんなに長く話しているのに心地よく聞けるとか声質まで天才」
「清原果耶ちゃんの演技力爆発中。これは果耶ちゃんだからできた役だ。すげぇ圧倒された」
「清原果耶ちゃん圧巻の演技!真相も仕掛けも面白くて引き込まれたけど彼女の演技力がないと成立しないお話だった」
これ、頑張って良い意見を探したのではなく、本当にこんなのしかありません。
逆に少しでも悪い意見を見つけようと相当探しましたが全く見つからないほどの絶賛っぷりでした。
これから見る方へ
一応5話で完結するのですが、5話だけ見てもストーリーはもちろん、清原果耶の凄さもわからない内容。
万が一未視聴でこれから見るよ、という方は一話目から見ましょうね。
あと、ミステリーなのでネタバレは御法度なのですが、ウィキペディアは完全ネタバレしてます。
まあ、ウィキペディアだけじゃなくアマゾンレビューなんかもそうですが、もし読んでしまったらミステリーとしての楽しみはゼロになるのでご注意を。
清原果耶のプロフィールなど
出典:TVガイド
- 生年月日:2002年1月30日
- 出身地:大阪府
- 身長:162cm
- 血液型:B型
モデル出身の女優さんです。
2015年に大手会社2社のCMに起用され、同年3月にファッション誌「nicola」の専属モデルとなります。
そして同年9月に「あさが来た」で女優デビュー。
2018年には「透明なゆりかご」で初主演。2019年に自身朝ドラ2作目となる「なつぞら」に出演。
2021年には朝ドラ3作目にして主演「おかえりモネ」に出演します。
2022年に民放連ドラの初主演「ファイトソング」に出演。
2019年には、ヒロインを務めた映画「デイアンドナイト」で主題歌を配信リリース。歌手デビューを果たしています。
また、休日などプライベートは一人で過ごすことが多いとのことです。
まとめ
調べてみて改めて清原果耶の演技が凄いということ、彼女の演技が支持されていることを再認識しました。
正直、もっとアンチというか否定的な意見が見つかると思ったのですが・・・そんな意見は1%もない印象ですね。
これからもいろんな清原果耶を見てみたいです。そのうち大河ドラマも出そうな気がします。
まだ20歳ですからね。今後は石原さとみや綾瀬はるかのように国民的女優になることを期待してやみません。
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