インディーズ(個人制作)のRPGとしては最高クラスとの声が多いヴァルキリー オブ ラグナロク(Valkyrie of Ragnarok)。早速プレイしてみました。
全体的なゲームの流れ
舞台はヴァルハラ(神界)と地上で進行。主人公のヴァルキュリアがオーディンに優秀な人材を地上から集めろ、みたいなことを命じられます。
ヴァルキュリアが地上に降り、人材を発掘、育成。限界まで育ったら神界へと連れていく。神界へ連れて行ったキャラは、神界でのバトル「ラグナロク」に参加。
一応、チャート的には
地上でガチャっぽい感じでキャラ取得
↓
地上のバトルで育成
↓
育ったら神界へ連れていく
↓
連れて行ったキャラでラグナロク
↓
さらに強いキャラを取得、育成
これを何度も繰り返すという感じ。キャラはそれぞれ育成に上限がありますが、神界に連れていく度に取得できるキャラの限界値が上がるので、繰り返すほど強いパーティに。
あと、神界のバトル「ラグナロク」は1戦だけでありません。どんどん難易度が上がっていくので、神界のパーティも強化を繰り返さなければなりません。
しかし、神界ではキャラの取得や育成は一切できないので、地上からどんどん送り込む必要があります。そうして神界に強キャラを集めていくシステム。
主人公のヴァルキュリアは必ずパーティに入り、レベルは他のキャラの平均。4人パーティなので、他3人のレベルの平均値がヴァルキュリアのレベルになります。
そして、主人公のヴァルキュリアは地上と神界を自由に行き来できますが、キャラは一方通行。神界につれていったら地上に戻すことはできません。
昔、プレステかな?スーファミかな?似たようなシステムありましたね。当時は従来のRPGの進行を覆す画期的なシステムでした。
ホーム画面
インディーズらしい粗いドット絵とシンプルな構成。真ん中のMAPをタップするとクエストMAPへ。パーティをタップすると編成画面やキャラ詳細、武具装備画面に。
MAP画面
赤丸が戦場、青丸がガチャです。左下の「ヴァルハラへ」をタップすると神界へ。ガチャは左上の数字「ソウル」を消費。ソウルは神界にキャラを送るなどするともらえます。
パーティ編成画面
まずは前衛と後衛を設定。お約束ですが、後衛は近距離物理ダメージが半減。そして長距離攻撃が可能で紙防御の弓系や魔法系などは後衛にします。
キャラ詳細画面
ここで装備の脱着が出来ます。装備品は基本ドロップ(戦利品)。あとわかりずらいですが、ユニットの絵のところに「CP」の値が記載されています。
このCPは、1バトルごとに消費され、ゼロになるとそれ以上成長しなくなります。つまり育成限界値の指標なので、これが無くなったら神界へ連れていくことに。
ヴァルキュリアの能力
これ、ヴァルキュリア自体の能力が上がるというより、パーティ全体の能力アップという感じ。ホーム画面で「能力強化」という欄がありましたが、それをタップするとこの画面に。
オーディンに貰えるルーンを消費してアップしていきます。個人的にまず上げておきたいのは経験値アップ。上げるごとに取得経験値が5%ずつ増えます。
バトル画面
オートです。倍速あり。基本見てるだけ。キャラはそれぞれ2つのスキル、アルティメットスキルとサブスキルがありますが、サブスキルのほうは勝手に使います。
下のほうにある並んでいるスキルコマンドっぽいのがアルティメットスキル。これはプレイヤーが任意で発動。バトル開始時は使えませんが、時間経過で発動できるように。
各ステージのラストは必ず中ボスがいて、これが中々の強敵。ボスに負けたらそのステージのお金や取得物は無くなります。勝てばステージクリアで次が解放。
ボスに挑戦するか否か選択できますので、そこでボスを回避し町に戻れば大丈夫。挑戦する場合は、強力なアルティメットスキルを温存しておきましょう。
ヴァルハラ(神界)
神、オーディンがいます。ラグナロクをプレイできます。ラグナロクも基本は通常バトルといっしょ。ただ中ボスは強い。地上より数段上。初戦でもLv20以下程度では全滅します。
オーディンに連れてきたユニットを評価してもらい、評価に準じたソウルやルーンを貰えます。評価が低い(ユニットが弱い)とちょっとしかくれません。
評価基準はよくわかりません。ですが、各キャラには「素質」というパラメータがあり、たぶんSSからDまで。この素質が評価を大きく左右する印象。
それと、プレイ中もアドバイスがありますが、一辺に3人とも神界に連れてきてしまうと、地上は全員Lv1のパーティとなってしまいます。最低でも1人は育ったキャラを地上に残してください。
レビューまとめ
まあ、完全にハクスラ系です。ストーリーは皆無。ひたすら強化し最終目的のラグナロク制覇を目指す感じ。システムが秀逸なのでプレイは熱中します。
ちなみにハクスラとは「ハックアンドスラッシュ」のことで、世界観や物語よりも、hack(切り刻む)とslash(叩き斬る)を繰り返すバトルメインのゲームのこと。
おもしろいです。「非常に」が付くほど。ですが個人的には同じハクスラならトレジャーダンジョンRPGのほうが上。繰り返しますが個人的見解です。
というのも、こういうゲームは決めたキャラを最強にすべくどこまでも育成していくというプレイスタイルが身に染みてしまってます。Wizにハマったくちなので。
なのでせっかく育てたキャラを神界に送り、またいちから育てなおしというのが性に合わないのです。それをWizでいう転職と考えればいいと言われればそれまでですが。
おそらくこんなことを感じるのはごく少数(もしかして私だけ?)だと思うので、個人制作最高評価というのはウソではないと思います。実際、何だかんだでハマってますし。
最後に、各画像の下部に広告バナーらしきものがありますが、これはインディーズゲームの宿命なので。上部にあるよりマシです。ジャマには感じませんでした。
追記
いつからかわかりませんが、ゲームタイトルが「ヴァルキリー レコード」に変更してますね。
内容は変わってないと思います。
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